夜中に天井から「キュッキュッ」という鳴き声がした
壁の中から「キーキー」と聞こえたけど、ネズミかな?
家の中で正体の分からない音を聞くと、ネズミが住み着いているのではないかと不安になりますよね。
しかし、音だけでネズミと断定することはできません。

この記事では、以下の内容を害獣駆除のプロ目線から解説します。
- ネズミの鳴き声として表現される音と生活音の違い
- ほかの動物や住宅設備との見分け方
- 自宅で確認できるサイン
電話・メールで専門家へ相談する目安も分かるため、聞こえた音を整理するところから始めてみてください。

「音はするものの、姿が見えず正体が分からない」という段階でも、聞こえた場所と時間帯を整理すると相談内容を伝えやすくなります。
ネズミの鳴き声はどう聞こえる?人に聞こえる声と超音波の違い

ネズミには、人に聞こえる鳴き声と、人には聞こえない超音波の鳴き声があります。
2023年に発表されたネズミの鳴き声に関する研究論文でも、マウスが人に聞こえる声と超音波の両方を使うことが分かっています。
超音波の鳴き声は人の耳では確認できないため、住宅内にネズミがいても、必ず鳴き声が聞こえるわけではありません。
「キュッキュッ」「キーキー」など、音の表し方には個人差がある
人に聞こえるネズミの鳴き声は、高く短い声として認識されることがあります。
そのため、次のような言葉で表されることがあります。
- キュッキュッ
- キーキー
- チューチュー
- ピーピー
- ジージー
ただし、これらは人が聞こえた音を文字で表したものです。
同じ音でも、聞いた人や音が出ている場所までの距離、壁・天井に使われている材料によって表現が変わります。
したがって、「キュッキュッならネズミ」「ジージーなら別の動物」のように、音を文字で表した言葉だけで、動物の種類を決めることはできません。
ネズミは人に聞こえない超音波でもコミュニケーションを取る
ネズミの超音波の鳴き声は、仲間同士のやり取りなど、さまざまな状況で使われます。
鳴き声の特徴は、年齢・性別・行動状況などの影響を受けることも複数の研究で示されています。
一方、住宅で聞こえた短い音だけから、どのネズミが何の目的で鳴いたのかを判断することはできません。
人に聞こえない鳴き声も多いため、「鳴き声が聞こえないからネズミはいない」とも言い切れません。
鳴き声だけで警戒・争い・繁殖などの意味は決められない
人に聞こえるネズミの声は、研究上、強い緊張や身を守る場面、ネズミ同士の争いなど、複数の状況で報告されています。
ただし、これらは飼育・実験条件で確認された情報を含みます。
住宅内で聞こえた音に、そのまま当てはめることはできません。
- キュッキュッ鳴くから子ネズミがいる
- 鳴き声が続くから繁殖している
- 鳴き声が大きいから複数匹いる
このような判断は避けましょう。
年齢・頭数・繁殖状況を確認するには、鳴き声以外の痕跡や建物の状況も調べる必要があります。
家の中で聞こえる音は「鳴き声」とは限らない

住宅内でネズミの音として認識されるものには、鳴き声のほか、かじる音・移動音・建材に触れる音があります。
音を次の4種類に分けると、状況を整理しやすくなります。
| 音の種類 | 音を文字で表した例 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 鳴き声の可能性 | キュッキュッ、キーキー | 発生時刻、長さ、繰り返すか |
| かじる音の可能性 | カリカリ、ガリガリ | 食品・木材・コードなどにかじり跡がないか |
| 移動・接触音の可能性 | カサカサ、ガサガサ | 音が移動するか、天井・壁・床下のどこで聞こえるか |
| 住宅設備の可能性 | カタカタ、コツコツなど | エアコン・換気扇などを動かしたときに音がするか |
この表は正体を確定するものではありません。
聞こえた音を記録し、ほかの痕跡と組み合わせるための整理表として利用してください。
「カリカリ」「ガリガリ」は物をかじる音の可能性
「カリカリ」「ガリガリ」と聞こえる場合は、鳴き声ではなく、小動物が木材などをかじっている音かもしれません。
音がする付近を安全な範囲から確認し、食品の袋、段ボール、木材、電気コードなどに新しい傷がないか見てみましょう。
ただし、音だけでは何をかじっているのか、動物が何なのかまでは判断できません。
電気コードや配線の外側のカバーに損傷が見える場合は触らず、早めに専門家へ相談してください。損傷した電気配線はショートや発熱につながる可能性があります。
参考:東京消防庁「電気火災」
「カサカサ」「ガサガサ」は移動・接触音の可能性
「カサカサ」「ガサガサ」という音は、動物が移動した足音や、体が建材・断熱材などに触れた音の可能性があります。
音が一か所にとどまっているのか、天井から壁へ移動するのかを記録しておくと、相談時の手がかりになります。
ただし、建物内では音や振動が壁・床・天井などを通って伝わるため、聞こえた場所がそのまま動物の居場所とは限りません。
「ドタドタ」「バタバタ」はネズミ以外も考える
音が重く感じられる場合は、ネズミ以外の動物も候補に入ります。
ただし、小さな動物の音でも、壁・床・天井を通して大きく聞こえることがあります。
音の大きさだけで「ネズミではない」「大型の害獣がいる」と決めず、フンの形や侵入口、足跡などを合わせて確認することが大切です。
一定間隔で続く音は住宅設備も確認する
動物ではなく、エアコン、換気扇、配管、建材などから音が出ている場合もあります。
- エアコンを作動させたときだけ音がする
- 換気扇の運転と同時に始まる
- 風が強い日だけ聞こえる
- 気温が変わる時間帯に一度だけ鳴る
このように、設備を動かしたときや特定の天候のときに音がしていないかも確認してください。
エアコン付近から異音がする場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

ネズミ以外に考えられる動物と音の違い

天井・壁・床下から音がしても、原因がネズミとは限りません。
建物には、コウモリ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、鳥などが侵入する場合があります。
音だけで種類を確定するのではなく、活動する場所やフン、侵入口などを含めて判断しましょう。
コウモリ
コウモリが、反射した音で周囲の状況を把握するために使う音の多くは、人には聞こえない超音波です。
一方、仲間同士で使う声などには人が聞けるものもあります。
外壁や換気口、配線カバー付近から音がする場合は、コウモリの可能性も残ります。
ハウスプロテクトでは、配線カバーに潜んでいたコウモリの実際の鳴き声を動画で公開しています。同じ種類でも環境によって聞こえ方は変わるため、ネズミとの違いを断定するためのものではなく、比較例としてご覧ください。
関連事例:配線カバー内に潜んでいたコウモリの鳴き声事例を見る
イタチ・ハクビシン・アライグマ
イタチ、ハクビシン、アライグマなども、屋根裏や床下へ侵入することがあります。
ネズミより体が大きいため重い足音として感じられる場合がありますが、建物内で音が響くことで聞こえ方は変わります。
また、野生鳥獣を捕まえたり、傷つけたり殺したりすることは、狩猟や許可を受けた場合などを除き原則禁止されています。
種類が分からない状態で、わなを設置したり捕まえたりするのは避けてください。
鳥・昆虫・住宅設備
屋根や軒下の鳥、壁の内部にいる昆虫、建物や設備の振動も候補です。
「朝だけ」「特定の季節だけ」「設備を動かしたときだけ」など、音が発生する条件を記録しましょう。
発生条件が分かると、害獣調査と設備点検のどちらを優先するか判断しやすくなります。
ネズミの可能性を絞る5つの確認ポイント

鳴き声や物音だけでは判断できないときは、次の5点を確認してください。
- 音がした時間帯
- 音がした場所と移動範囲
- 同じ音が何日・何回続いているか
- フン・臭い・かじり跡・黒いこすり跡がないか
- 室内で姿を見た、配線にかじり跡があるなど早めの確認が必要な状態か
危険な天井裏や床下へ入る必要はありません。
見える範囲、聞こえる範囲だけで構いません。
①音がした時間帯
音を聞いた時刻と、どのくらい続いたかを記録します。
ネズミは暗い時間帯に活動が増える傾向がありますが、昼間に活動することもあります。
「夜だからネズミ」「昼だからネズミではない」と時間帯だけで決めないでください。
朝方に天井から物音がする場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

②音がした場所と移動範囲
天井、壁、床下、キッチン、エアコン周辺など、音が聞こえた場所を記録します。
音が天井から壁へ動いたように感じた場合も、その順番を残しておきましょう。
ただし、建物の壁・床・天井は、振動を別の場所へ伝えることがあります。
音が天井から聞こえても、侵入口まで天井にあるとは限りません。
③同じ音が何日・何回続いているか
一度だけの音か、同じ時間帯に繰り返す音かを確認します。
記録する項目は、次の4つで十分です。
- 日付
- 時刻
- 聞こえた場所
- 音の種類と継続時間
可能であれば、安全な場所からスマートフォンで録音してください。
録音だけで動物を確定することはできませんが、相談時に状況を伝える材料になります。
④フン・臭い・かじり跡・黒いこすり跡がないか
音のほかに、次のような痕跡があると、ネズミなどの動物が活動している可能性が高まります。
- 黒っぽい粒状のフン
- 尿や動物を思わせる臭い
- 食品袋・段ボール・木材などのかじり跡
- 壁際や配管周辺の黒いこすり跡
- 巣に使われたような、細かく裂かれた紙や布
痕跡が一つあるだけで種類を決めるのではなく、音と発生場所を合わせて確認してください。
参考:米国環境保護庁「ネズミ被害の見分け方と予防」、米国国立公園局「ネズミ被害の見分け方」
ネズミのフンらしきものを見つけた場合は、掃除機で吸い込まず、素手でも触らないでください。
安全な清掃方法は、以下の記事にて詳しく解説しています。

⑤室内で姿を見た、配線にかじり跡があるなど早めの確認が必要な状態か
次の状態がある場合は、長期間様子を見るのではなく、早めに相談を検討してください。
- 室内でネズミらしき動物を見た
- 食品や食品棚に被害がある
- フンや強い臭いがある
- 電気コードや配線の外側のカバーに損傷が見える
- 同じ場所から何日も音がする
- 音によって眠れない状態が続いている
電気コードや配線に損傷がある場合は、むやみに触れず、必要に応じて専門家にも相談してください。
特に「フンやかじり跡がある」「音が何日も続く」「電気コードや配線に損傷が見える」といった場合は、早めに相談しましょう。

ハウスプロテクトでは、ご自身で動物の種類を特定する必要はありません。現地調査が必要か迷っている段階でも、音がする場所・時間帯・音の種類を電話またはメールで無料相談できます。
電話やメールでは、音がした場所・時間帯・続いている日数を、分かる範囲で伝えれば大丈夫です。
ネズミの現地調査で確認する3つの範囲

自分で確認できない天井裏・床下・壁の内部から音がする場合は、専門家による現地調査が判断材料になります。
ハウスプロテクトの現地調査では、屋根裏や床下、壁の状態などを確認し、被害状況に応じた施工計画と見積もりを案内しています。
天井・壁・床下に行動の痕跡がないか
音が聞こえた場所の周辺で、次のような痕跡を確認します。
- フン・尿・臭い
- 足跡や黒いこすり跡
- 食品や建材のかじり跡
- 巣に使われたような材料
- 配線・断熱材・木材の損傷
現地調査では、確認できる範囲で、音だけでは分からなかった活動場所や、清掃・消毒が必要な範囲を調べます。
建物の外側や配管まわりに侵入口がないか
ネズミ対策では、建物の中だけでなく外側も確認する必要があります。
- 換気口・床下通風口
- エアコン配管や給排水管が壁を通る部分
- 屋根・外壁・基礎まわりの隙間
- ドアや窓まわり
目に付いた一つの穴だけを塞ぐのではなく、建物全体の構造と行動の痕跡を照らし合わせて確認します。
ネズミ以外の動物・設備音ではないか
調査では、フンの形、足跡、侵入口の位置、建物内の痕跡などから、ネズミ以外の可能性も確認します。
動物が特定できない状態で、ネズミ用のわなや薬剤を使用すると、適切な対処にならない可能性があります。
住宅設備から音が出ている場合もあるため、害獣の痕跡が見つからなければ設備点検を検討します。
施工事例|深夜の物音をきっかけに調査した町田市K様邸
東京都町田市のK様邸では、深夜にネズミが走り回る音と、フンによる衛生状態の悪化をきっかけにご相談がありました。
確認したところ、床下換気口や天井裏がネズミの侵入経路となっていました。
施工では、追い出し、フンの清掃、消毒・消臭、ネズミを近づけにくくする薬剤の設置、侵入口の封鎖を行っています。
この事例からも、音が聞こえた場所だけを見るのではなく、床下から屋根裏まで建物全体の経路を確認する大切さが分かります。
施工例:町田市K様邸ネズミ対策施工

音だけでネズミか判断できない場合も、現地調査が必要かどうか相談できます。
ハウスプロテクトでは、相談・出張費・現地調査・お見積もりはすべて無料です。音が聞こえた場所や時間帯を分かる範囲で伝えてみてください。
専門家へ相談する前にできる4つのこと

専門家へ相談するまでの間は、無理に自力で駆除し始めずに状況を記録してください。
音がした時刻・場所・長さを記録する
音がした日時・場所・継続時間をメモします。
安全な場所から録音できる場合は、音声も残しておきましょう。
録音は、電話やメールで状況を説明する際の参考になります。ただし、録音だけで動物の種類や頭数を断定することはできません。
フンや死骸らしきものに素手で触れない
CDCは、ネズミのフン・尿・巣に使われた材料・死骸を処理する際、手袋を着用し、消毒前に掃除機を使ったり、高圧の水や洗浄液を吹きかけたりしないよう案内しています。
フンが乾いた状態で掃除機をかけると、汚染されたほこりを舞い上げる可能性があります。
大量のフンがある場合や、天井裏・床下など作業しにくい場所では、無理に自分で清掃しないでください。
動物の種類と出入り状況が分からないまま穴を塞がない
ネズミ対策では、侵入口の封鎖が重要です。しかし、音の正体がコウモリなど別の動物だった場合は、建物から出たことを確認せず完全封鎖すると、動物を内部に残すおそれがあります。
動物の種類や出入り状況が分からない段階では、侵入口らしき穴を手当たり次第に塞がず、先に状況を確認しましょう。
ネズミと確認できた後の詳しい対策を知りたい方は、以下の記事からご覧ください。


賃貸住宅では管理会社・大家へ先に連絡する
賃貸住宅では、建物部分の点検や侵入口の封鎖に、管理会社・大家の確認が必要になる場合があります。
自分で穴を塞いだり、業者と施工契約を結んだりする前に、まず管理会社または大家へ連絡してください。
連絡時には、次の情報を伝えると状況を共有しやすくなります。
- 音がした日時
- 天井・壁など音がした場所
- どのような音だったか
- 何日続いているか
- フンや臭いなど、音以外の痕跡があるか
費用を貸主と入居者のどちらが負担するかは、侵入原因、賃貸借契約、建物の状況などで変わります。
記事だけで判断せず、管理会社・大家へ確認しましょう。
ハウスプロテクトへの相談・現地調査にかかる費用

「調査だけで費用が発生しないか」「見積もりを取ったら契約しなければならないのか」と不安な方もいるでしょう。
ハウスプロテクトでは、相談から見積もりまで、次の内容を無料で行っています。
- 電話・メール相談
- 出張費
- 現地調査
- 見積もり
見積もり内容を確認したうえで、契約するかどうかを判断できます。
相見積もり可能。契約前に依頼を見送る場合はキャンセル料なし
現地調査と見積もりの内容を確認した後、ほかの業者と比較することも可能です。
見積もり後、契約前に依頼を見送る場合はキャンセル料が発生しません。
施工範囲や料金に納得できるか確認してから、契約するか判断してください。
契約後の変更やキャンセルについては扱いが異なるため、契約前に書面の内容を確認しましょう。
施工費用は建物と被害状況を確認して提示
ネズミ対策の費用は、建物の構造、被害範囲、必要な作業、侵入口の数などによって変わります。
そのため、音を聞いただけの段階で、どの住宅にも共通する施工料金を確定することはできません。
現地調査後の見積もりで、施工箇所・作業内容・料金を確認してください。
疑問がある部分は、契約前に質問することが大切です。
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ネズミかどうか分からなくて問題ありません。音がする場所・時間帯・音の種類を、分かる範囲でお伝えください。
ネズミの鳴き声についてよくある質問

ネズミらしき鳴き声が続くときは音以外のサインも確認しよう
ネズミには人に聞こえる鳴き声がありますが、「キュッキュッ」「キーキー」といった音だけでは、ネズミがいるとは言い切れません。
なぜなら、かじる音や移動音、コウモリなど別の動物、住宅設備の音も考えられるからです。
音が気になるときは、次の内容を整理してください。
- 音がした時刻・場所・継続時間
- 同じ音が何日続いているか
- フン・臭い・かじり跡がないか
- 設備を動かしたときや特定の天候のときに音がしていないか
- 室内で姿を見ていないか
自分で確認できない天井裏・床下・壁の内部から音がする場合や、フン・かじり跡など複数のサインがある場合は、専門家への相談を検討してください。

ハウスプロテクトでは、電話・メール相談、出張費、現地調査、見積もりをすべて無料で行っています。
ネズミかどうかをご自身で特定してから相談する必要はありません。音がする場所や時間帯を分かる範囲で伝え、見積もりの内容を確認しましょう。

