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アパートでコウモリを見つけたときの対処法|管理会社への連絡と費用負担

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アパートでコウモリ本体や黒いフン、羽音を確認した方は、以下の順番で対応してください。

  1. 触らない
  2. 捕獲しない
  3. 侵入口を塞がない
  4. 状況を記録して管理会社や大家へ報告する

外壁や換気口、配管穴などへ無断で手を加えると、コウモリを内部へ閉じ込めたり、費用負担を巡る問題が生じたりするおそれがあります。

大家・オーナー・管理会社は、発生した部屋だけでなく、外壁、換気口、軒下、屋根裏など建物側の侵入口も確認しましょう。

入居者と決裁権者では取るべき行動が異なるため、立場を分けて判断する必要があります。

駆除や修繕の費用負担は、「共用部分だから大家」「室内だから入居者」と一律に決められません。

契約・所有形態・侵入原因・故意や過失・事前承諾を確認して判断します。

本記事では、アパートでコウモリを見つけた直後の対応から、管理会社への連絡方法、費用負担の判断材料、専門調査が必要な状態まで解説します。

この記事でわかること
  • アパートでコウモリを見つけた直後の対応
  • 入居者が管理会社や大家へ伝える情報
  • 勝手に捕獲や侵入口の封鎖を行わない理由
  • 駆除・清掃・修繕費を負担する人の判断材料
  • 大家・管理会社が専門業者へ相談する基準
目次

アパートでコウモリを見つけた後の対応

アパートでコウモリを見つけた後の対応

アパートでコウモリを確認したら、入居者は自分で捕まえたり、外壁や換気口の隙間を塞いだりせず、発見場所と症状を記録して管理会社または大家へ報告しましょう。

一方、大家・オーナー・管理会社は、入居者から情報を集め、建物のどの範囲を調べるか、業者の手配を誰が決めるか整理しましょう。

このように立場によって、対応が変わります。

無断施工や費用負担のトラブルを防ぎやすくなります。

スクロールできます
立場最初に行う対応避ける対応
入居者発見日時・場所・症状を記録し、管理会社や大家へ報告する捕獲、殺傷、無断の追い出し・封鎖工事
施工許可を得た入居者許可された調査・施工範囲と費用負担を確認する承認範囲を超えた施工
大家・オーナー発生場所と建物側の侵入口候補を確認する発生した部屋だけを見て原因を断定する
管理会社管理範囲、手配権限、オーナー承認の要否を確認する権限を確認せず施工契約を進める

入居者は触らず捕獲せず管理会社や大家へ報告する

入居者はコウモリ本体へ素手で触れず、捕まえようとしないでください。

厚生労働省も、野生動物は保有する病原体が分からないため、むやみに触れないよう案内しています。

特定の感染症を過度に恐れる必要はありませんが、野生動物との直接接触は避ける必要があります。

次の内容を記録して、管理会社または大家へ報告します。

  • 発見した日時
  • 本体や痕跡を見た場所
  • フン、鳴き声、羽音、臭いの有無
  • 1回だけか、数日間続いているか
  • 室内、ベランダ、換気口、外壁などの区別
  • 写真、動画、録音で確認できる内容

コウモリか確定できていなくても問題ありません。

「換気口付近から黒い影が飛び出した」「夜間に壁から羽音がする」など、確認した事実を伝えましょう。

大家・オーナーは発生場所と建物側の侵入口を確認する

大家・オーナーは、入居者から報告を受けた部屋だけで判断せず、下記の箇所を確認しましょう。

  • 外壁
  • 換気口
  • 配管穴
  • 軒下
  • 戸袋
  • 屋根周辺など

アパートでは、外壁や屋根裏などを複数の部屋が共有しています。

1室のベランダにフンが落ちていても、侵入口が上階の軒下や別の場所にある可能性は否定できません。

高所や屋根周辺へ自分で上る必要はありません。

安全な位置から発生場所を整理し、専門業者へ伝えられる情報を集めます。

管理会社は手配権限とオーナー承認の範囲を確認する

管理会社は、入居者から次の情報を集めます。

  • 発生した部屋と場所
  • 症状の種類と継続期間
  • 生活や設備への影響
  • ほかの入居者から同様の報告があるか
  • 緊急の応急対応が必要か

業者を選ぶ前に、オーナーの承認が必要かどうかを契約内容を確認しましょう。

調査の手配は可能でも、施工費の最終承認はオーナーが行う場合があります。

本体・フン・音・臭いから発生状況を確認する

本体・フン・音・臭いから発生状況を確認する

管理会社や専門業者が判断しやすいように、下記項目を記録しましょう。

  • 本体
  • フン
  • 鳴き声
  • 羽音
  • 臭いが発生した場所・時間・頻度

「1回だけ見かけた」「毎日同じ場所へフンが落ちている」といった状態では、対応が異なります。

危険な高所や設備内部は確認せず、見える範囲の事実を集めてください。

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確認した異変記録する内容主な次の行動
コウモリ本体時刻、飛んだ方向、出入りした場所室内なら応急対応を行い、屋外なら管理会社へ報告する
黒いフン場所、量、再発頻度、上部にある隙間清掃前に撮影し、繰り返し発生する場合は報告する
鳴き声聞こえる時間帯、場所、音の特徴壁内や天井裏から聞こえる場合は、専門調査を検討する
羽音移動する方向、発生時間建物内部や換気口周辺への侵入を疑う
臭い発生場所、設備使用時との関係換気口、エアコン、天井裏の確認を依頼する

コウモリ本体を見た場所と時間帯を記録する

夕方から夜に飛ぶ黒い影を見た場合は、飛び出した場所と戻った場所を記録しましょう。

スマートフォンで安全な位置から動画を撮影できれば、管理会社や調査業者へ状況を伝えやすくなります。

「室内に1匹だけ入った」「換気口や軒下から繰り返し出入りしている」といった場合では、対応が異なります。

室内へ入った個体への詳しい対応は、以下の記事よりご覧ください。

フンが繰り返し落ちる場所を撮影する

黒いフンを見つけたら、掃除する前に、次の状態を撮影しましょう。

  • フンが落ちている場所
  • 周囲の壁や設備
  • フンの量
  • 真上にある換気口、軒下、隙間
  • 数日後に再び落ちているか

少量のフンを清掃する場合も、素手で触らず、粉が舞い上がらないよう湿らせて取り除きます

詳しい特徴や掃除方法は、以下の記事よりご覧ください。

鳴き声・羽音・臭いが発生する時間と場所を記録する

壁内や天井から音がする場合は、下記項目を記録しましょう。

  • 聞こえる時刻
  • 継続時間
  • 音が移動する方向

管理会社へ伝える際は、「音がする」だけでなく、「午後8時ごろから換気口の上で羽ばたく音が10分ほど続く」など具体的に説明できるとスムーズです。

臭いは、換気口やエアコンの使用時だけ強くなるか、室内全体で続いているかを確認してください。

設備内部へ手を入れたり、カバーを外したりする必要はありません。

ベランダ・換気口・エアコン周辺は建物側の侵入口も疑う

ベランダにフンがある場合、ベランダの床だけでなく、次の箇所も確認しましょう。

  • 軒下
  • 換気口
  • 外壁
  • 配管穴

エアコン付近から羽音や臭いがする場合は、使用を控え、管理会社へ報告してください。

配管穴や外壁側の詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。

入居者が配管穴のパテや換気口へ無断で手を加えると、設備トラブルや契約上の問題につながるおそれがあります。

戸袋・外壁・軒下・屋根裏は入居者だけで確認しない

次の箇所は、転落や閉じ込めの危険がある場所です。

  • 戸袋の奥
  • 外壁の高所
  • 軒下
  • 屋根裏

実際、つくばみらい市も高所での侵入防止作業は危険なため、専門業者への依頼を検討するよう案内しています。

屋根裏から音がする場合は、無理に点検口へ入らず、音がする場所と時間を記録しましょう。

詳しい判断基準は、以下の記事をご覧ください。

入居者は管理会社や大家へ被害状況を記録して連絡する

入居者は管理会社や大家へ被害状況を記録して連絡する

入居者は、コウモリかどうか分からなくてもかまいません。

その代わりに下記項目を管理会社や大家へ伝えましょう。

  • 発見日時
  • 場所
  • 症状
  • 発生頻度
  • 生活への影響

電話だけでは記録が残りにくいため、必要に応じてメールや問い合わせフォームも利用してください

報告後は、調査予定日・指定業者・費用判断の流れを確認します。

発見日時・場所・症状・頻度をまとめる

管理会社へ連絡する前に、次の項目をメモしましょう。

報告項目記載例
発見日時8月5日の午後8時ごろ
発見場所2階ベランダの換気口付近
確認した症状黒い影、フン、羽音
発生頻度3日間連続
生活への影響夜間に音がして眠りにくい
応急対応フンを撮影し、該当場所には触れていない

情報を整理すると、管理会社がオーナーへ報告しやすくなり、調査範囲の判断にも役立ちます。

写真・動画・録音で確認できた事実を伝える

記録を残す目的は、入居者に費用を負担させるためではありません。

発生場所や頻度を正確に伝え、調査する範囲を絞るためです。

撮影や録音が難しい場合は、無理に近づく必要はありません。

見た日時と場所を文章で残しましょう。

管理会社へは、次のように伝えてください。

例:8月5日から3日間、午後8時ごろにベランダの換気口付近から羽音が聞こえています。換気口の下には黒いフンのような粒が繰り返し落ちています。写真を保存しているため、建物側の確認方法と今後の対応をご案内ください。

調査予定日・指定業者・費用判断の流れを確認する

報告した後は、次の内容を確認します。

  • 管理会社が現地確認を行うか
  • オーナーへの確認が必要か
  • 指定業者がいるか
  • 調査予定日はいつか
  • 入居者の立ち会いが必要か
  • 費用負担は調査後に判断するか
  • 入居者が業者を探す場合、事前承認が必要か

費用負担が決まる前に、入居者が独自に施工契約を結ぶ対応は避けてください

コウモリと確定していなくても見た事実を報告する

黒いフンや壁内の音は、コウモリ以外の動物が原因となる場合もあります。

入居者が種類を断定すると、調査範囲を狭めてしまうおそれがあります。

そのため「コウモリがいる」と言い切るより、「夕方に黒い影が換気口から出た」「同じ場所に黒いフンが落ちる」と伝える方が正確です。

入居者が追い出しや封鎖を行ってはいけない理由

入居者が追い出しや封鎖を行ってはいけない理由

入居者が自己判断でコウモリを捕まえたり、侵入口を塞いだりすると、法令、安全、賃貸契約の3点で問題が生じるおそれがあります。

野生鳥獣の捕獲・殺傷は原則として禁止されており、例外的に行う場合は許可が必要です。

また、コウモリが建物内に残った状態で隙間を塞ぐと、内部へ閉じ込める危険があります。

建物や設備への施工は、管理会社や大家の承諾を得てから進めてください

無許可の捕獲や殺傷は原則として避ける

環境省は、鳥獣保護管理法により、野生鳥獣の捕獲・殺傷を原則禁止と案内しています。

被害防止などのために捕獲する場合も、環境大臣、都道府県知事、権限を移譲された市町村長などの許可が必要です。

入居者が行うべき対応は、捕獲ではなく管理会社への報告です

法律上の詳しい扱いは、以下の記事よりご確認ください。

コウモリが残った状態で侵入口を塞がない

侵入口を見つけても、すぐにテープ、網、パテなどで塞いではいけません

内部にコウモリが残ったまま封鎖すると、閉じ込めによる死体が臭気や害虫の発生源になるおそれがあります。

そのため、入居者は封鎖せず、管理会社や大家へ侵入口候補を伝えてください

外壁・換気口・配管穴への施工は承諾を得てから行う

国土交通省の賃貸住宅標準契約書では、借主が貸主の書面による承諾を得ずに、物件の増築・改築・移転・改造・模様替えを行わないとするモデル条項を示しています(第8条第2項)。

同契約書は法的に使用が義務付けられたものではありませんが、賃貸契約上の判断材料になります。

実際の対応は、締結している契約書や管理規約を確認してください。

換気口の網、配管穴のパテ、外壁の隙間などは、建物や設備の一部です。簡単に戻せるように見えても、先に管理会社や大家へ確認しましょう

室内へ1匹入った場合の応急対応は既存記事で確認する

室内を1匹飛んでいる場合は、ほかの部屋へ移動しないよう扉を閉め、出口となる窓を確保する方法があります。

ただし、素手で捕まえる対応は避けてください

室内侵入への詳しい手順は、以下の記事を参考にしてみてください。

コウモリ駆除費用の負担は契約・侵入原因・承認状況から判断する

コウモリ駆除費用の負担は契約・侵入原因・承認状況から判断する

コウモリ駆除の費用負担は、発見場所だけでは決められません。

具体的には、下記項目を確認しましょう。

  • 契約
  • 所有形態
  • 侵入原因
  • 故意や過失
  • 事前承諾

さらに、コウモリの追い出し費用、フン清掃費、侵入口の封鎖費、建物修繕費を分けて考える必要があります。

調査前の段階で、入居者または大家の一方へ全額負担を断定しないでください

判断材料確認する内容
賃貸借契約・管理規約修繕、設備管理、入居者による施工の条件
侵入原因外壁の劣化、設備の隙間、入居者が生じさせた破損など
故意・過失入居者側の行為が発生原因となったか
事前承諾誰が業者手配や施工を承認したか
費目調査、追い出し、清掃、封鎖、建物修繕の区別

共用部分と専有部分だけでは負担者を決められない

「共用部分なら大家負担」「専有部分なら入居者負担」と単純には判断できません

区分所有マンションでは、バルコニー、玄関扉、窓枠などが共用部分でありながら、特定の区分所有者が使用する専用使用部分として扱われる例があります。

実際、国土交通省も各マンションの管理規約で確認するよう案内しています。

一棟を1人のオーナーが所有する賃貸アパートでは、区分所有マンションと同じ整理が当てはまるとは限りません

。賃貸借契約や物件ごとの管理ルールを確認します。

建物側の不具合と入居者の故意・過失を分けて確認する

国土交通省の賃貸住宅標準契約書では、必要な修繕は貸主が行い、費用は原因によって分かれるモデルが示されています。

借主の責めに帰すべき事由によるものは借主が、それ以外は貸主が負担します。

ただし、標準契約書は個別契約の結論を直接決める資料ではありません(第9条第1項)。

外壁や換気口の経年劣化が侵入原因なのか、入居者が開けた穴や設備の変更が原因なのかによって、判断が変わる可能性があります。

先に調査し、原因を整理する必要があります。

駆除費・清掃費・建物修繕費を分けて考える

コウモリ対応の見積もりには、複数の費目が含まれる場合があります。

  • 現地調査
  • 追い出し
  • 侵入口の封鎖
  • フンの清掃
  • 消臭・衛生処理
  • 外壁や設備の修繕
  • 高所作業に必要な設備

追い出し費用と建物の修繕費では、負担を判断する根拠が同じとは限りません。

見積書では、作業場所と内容を分けて確認してください

コウモリ駆除の金額が決まる要素は、以下の記事を参考にしてみてください。

入居者が業者を手配する前に費用負担と見積書の宛名を確認する

管理会社から業者を探すよう依頼された入居者は、次の内容を書面で確認しましょう

  • 調査だけ依頼してよいか
  • 施工契約まで入居者が進めてよいか
  • 費用を負担する人
  • 見積書の宛名
  • 見積書の提出先
  • 施工可能な範囲
  • オーナーの最終承認が必要か

賃貸物件全般の費用判断は、以下の記事を参考にしてみてください。

個別の契約や原因によって結論は異なるため、一般的な事例だけで判断してはいけません。

管理会社や大家が対応しない場合は書面で再通知する

管理会社や大家が対応しない場合は書面で再通知する

管理会社や大家から返答がない場合も、入居者が無断施工するのはおすすめできません

電話だけで連絡した場合は、写真、発生日時、症状、過去の連絡日をまとめ、メールや書面で再通知してください

あわせて回答予定日と調査予定日を確認しましょう

契約や費用負担を巡って解決できない場合は、消費生活センターなどの公的窓口へ相談できます。

被害資料と過去の連絡履歴をまとめる

再通知には次の内容を含めます。

  • 最初に報告した日時
  • 連絡方法と担当者
  • 返答された内容
  • 現在も続いている症状
  • 新たに確認したフン、音、臭い
  • 写真や録音の有無
  • 希望する回答期限

感情的な表現よりも、発生状況と希望する対応を具体的に記載する方が、問題を共有しやすくなります。

回答予定日と調査予定日を確認する

「対応してください」だけでは、次の行動が決まりません。

以下の項目を確認します。

  • オーナーへ報告済みか
  • 現地確認を行うか
  • 調査業者を手配するか
  • いつまでに回答できるか
  • 入居者が用意する資料はあるか

管理会社が調査の必要性を判断できない場合は、フンや音が続いている頻度を改めて伝えます。

無断施工や一方的な家賃減額を避ける

対応が遅れていても、外壁や換気口の無断加工や、自己判断による家賃減額は避けてください

新たなトラブルが生じるおそれがあります。

契約上どの対応が認められるかは、物件の状態や契約内容で異なります。

費用の立て替え、修繕、賃料に関する判断が必要な場合は、管理会社、大家、専門の相談窓口へ確認してください。

契約や費用のトラブルは相談窓口を利用する

国土交通省が公表する「民間賃貸住宅に関する相談対応事例集(再改訂版)」は、賃貸借トラブルの想定質問と対応例を掲載しています。

ただし、同事例集は、あくまで例を示すものであり、法的な見解を示す資料ではありません

消費者庁の「消費者ホットライン188」は、地域の消費生活センターや相談窓口を案内しています。

管理会社との契約・費用トラブルについて相談先が分からない場合に利用できます。

ちなみに害獣駆除業者を手配する窓口ではありません

繰り返す被害や建物内部の異変は専門調査を検討する

繰り返す被害や建物内部の異変は専門調査を検討する

以下のケースに当てはまる場合は、専門業者へ相談しましょう。

  • フン・羽音・鳴き声・臭いが繰り返す
  • 壁内・天井裏・屋根裏から音がする
  • 高所や複数室で発生し侵入口が分からない

入居者が相談する際は、管理会社や大家から調査・施工の許可を得ているか確認してください

大家・管理会社は、1室だけでなく建物外周や共有する空間も調査範囲に含めるか判断します。

フン・羽音・鳴き声・臭いが繰り返す

1回だけ黒い影を見た場合は、一時的に飛んできた可能性もあります。

一方で、次の状態が続く場合は、休息場所や侵入口が近くにある可能性を考えます。

  • 毎日同じ場所へフンが落ちる
  • 夜間に同じ場所から羽音がする
  • 壁や換気口から鳴き声が聞こえる
  • 清掃しても臭いが戻る

入居者は症状を記録し、管理会社や大家へ事実を伝えてください。

壁内・天井裏・屋根裏から音がする

壁内や屋根裏は、入居者が目視しにくい場所です。

以下のケースに当てはまる場合は、建物内部の確認が必要になる可能性があります。

  • 音の位置が移動する
  • 複数の場所から聞こえる
  • 天井に汚れがある

点検口へ無理に入り、コウモリを探す対応は避けます。

高所や狭い場所では、転落や建材の破損にも注意が必要です。

高所や複数室で発生し侵入口が分からない

以下の状態では、自力で調査範囲を特定しにくくなります

  • 2階以上の外壁や軒下で出入りしている
  • 屋根付近に隙間がある
  • 複数の入居者から報告がある
  • 1室の中でも複数箇所から音がする
  • フンの真上に明確な隙間がない
  • エアコンと天井裏の両方で異変がある

侵入口が分からないまま、一部の隙間だけを塞ぐ対応は避けてください

大家・オーナー・管理会社は建物全体の調査範囲を整理する

業者へ相談する前に、次の情報を整理します。

確認事項内容
建物情報階数、構造、築年数
発生室部屋番号、階、方角
症状コウモリ本体、フン、音、臭い
継続期間初回確認日、現在も続いているか
発生範囲1室のみ、複数室、共用通路など
侵入口候補換気口、外壁、軒下、配管穴、屋根
権限調査・施工を誰が承認するか

情報がそろっていなくても相談は可能です。

専門業者は調査・追い出し・侵入口対策を組み合わせる

専門業者は、下記の作業を組み合わせます。

  • 侵入口と被害範囲の調査
  • コウモリの追い出し
  • 侵入口の封鎖
  • 必要に応じたフン清掃や衛生処理

ただし、すべての現場で同じ作業を行うわけではありません。

建物構造、発生場所、コウモリの状態、施工時期によって必要な工程は変わるため、見積書で作業場所と内容を確認してください

現地調査で侵入口と被害範囲を確認する

現地調査では、入居者から報告された場所だけでなく、外壁、換気口、配管穴、軒下、屋根裏などを確認する場合があります。

大家・管理会社は、次の内容を業者へ伝えてください。

  • 発生した部屋
  • 異変の種類
  • 継続期間
  • 複数室からの報告の有無
  • 高所や屋根裏の確認が必要か
  • 入居者の立ち会い条件

ハウスプロテクトでは、現地調査後に被害状況に応じた駆除計画と見積もりを提示する流れを案内しています。

相談はもちろん、出張費・現地調査・見積もりすべて無料で行っていますので、ぜひお気軽に連絡してみてください。

コウモリの不在を確認してから侵入口を塞ぐ

侵入口の封鎖は、コウモリが外へ出た後に行う必要があります

実際、つくばみらい市も、コウモリがいない時、または追い払った後にネットやパテなどで隙間を塞ぐ方法を案内しています。

封鎖前には、別の侵入口がないか、内部に個体や幼獣が残っていないかも確認します

一部の隙間だけを塞ぐと、別の場所へ移動する可能性があります。

必要に応じてフン清掃や衛生処理を検討する

以下のケースに当てはまる場合は、追い出しだけでなく、清掃や衛生処理が必要になる可能性があります。

  • フンが大量に蓄積している
  • 天井裏、壁内、設備内部にある

作業範囲は、見えるフンだけなのか、天井裏や設備周辺まで含むのかを確認しましょう。

清掃・消臭・衛生処理の必要性は、現地調査の結果から判断してください

見積書で施工場所・作業内容・追加条件を確認する

見積書では、総額だけでなく次の項目を確認しましょう

  • 調査対象となった場所
  • 追い出しを行う場所
  • 封鎖する箇所と数量
  • 清掃・衛生処理の範囲
  • 高所作業や足場の有無
  • 訪問回数
  • 追加作業が必要になる条件
  • 保証がある場合の対象箇所と条件

「コウモリ駆除一式」だけでは、施工範囲を判断しにくくなります。

作業場所と内容を分けて説明してもらいましょう。

アパートのコウモリに関するよくある質問

ベランダにフンが少量あるだけでも管理会社へ連絡するべきですか

1回だけなら、清掃前に場所と量を撮影して経過観察しましょう。

数日間繰り返す、上部で出入りを確認した、羽音や臭いもある場合は管理会社へ報告してください。

コウモリか分からない状態でも報告してよいですか

コウモリと確定する必要はありません

「黒い影を見た」「換気口の下にフンがある」「夜間に羽音がする」など、確認した事実を伝えます。

管理会社へ連絡する前にフンを掃除してもよいですか

少量を清掃する場合も、最初に発見場所と量を撮影してください

素手で触らず、飛散させないように扱い、清掃後は手を洗います。

もしフンが大量にある、高所にある、設備内部にあるといった場合は管理会社へ先に報告してください。

野生動物への接触を避ける基本方針は、厚生労働省でも案内しています。

市役所へ連絡すればコウモリを駆除してもらえますか

自治体によって対応は異なります

一般的な対処法や許可窓口、対応業者を案内する自治体はありますが、自治体が直接駆除を行うとは限りません。

賃貸アパートでは、先に管理会社または大家へ報告してください。

管理会社が動かない場合に入居者が業者を呼べますか

まずメールや書面で再通知し、回答予定日を確認します。

業者へ正式依頼する前に、調査・施工の承認、費用負担者、見積書の提出先を確認してください。

アパートのコウモリは隣の部屋にも影響しますか

外壁、軒下、天井裏などを共有している建物では、別の部屋にもフンや音などの痕跡が現れる可能性があります。

1室だけで判断せず、管理会社や大家が周辺の報告状況も確認してください。

ベランダは共用部分と専有部分のどちらですか

物件の所有形態、賃貸借契約、管理規約によって扱いが異なります。

区分所有マンションでは、バルコニーが共用部分でありながら専用使用権の対象となる例があります。

専用で使っていても、外壁や設備へ自由に施工できるとは限りません。

大家・オーナー、権限のある管理会社、施工許可を得た入居者の方で外壁・換気口・軒下・屋根裏に繰り返す痕跡がある場合は、発見場所、症状、継続期間、承認状況を整理したうえでハウスプロテクトへ相談できます。

ハウスプロテクトでは、相談はもちろん、出張費・現地調査・見積もりすべて無料で行っています。些細な相談も受け付けているので、ぜひお気軽に連絡してみてください。

まとめ|入居者は記録と報告を行い決裁権者は専門調査を判断する

まとめ|入居者は記録と報告を行い決裁権者は専門調査を判断する

アパートでコウモリ本体、フン、羽音、鳴き声、臭いを確認した入居者は、触らず、捕獲せず、侵入口を塞がず記録して管理会社または大家へ報告してください。

費用負担は、契約・侵入原因・故意や過失・事前承諾・作業内容で判断します。

大家・オーナー・管理会社は、繰り返す痕跡・壁内音・高所での出入り・複数室・侵入口不明があれば専門調査を検討しましょう。

立場別の最終行動は次のとおりです。

スクロールできます
対象対応内容
未承諾の入居者写真や発生日時を記録し、管理会社・大家へ報告する
施工許可を得た入居者承認範囲、費用負担、見積書の宛名を確認して相談する
大家・オーナー発生室だけでなく、建物側の侵入口と被害範囲を確認する
管理会社手配権限とオーナー承認を確認し、調査を手配する

コウモリへの対処では、早く塞ぐよりも、誰が判断し、どの範囲を調査し、どの作業を行うかを整理する方が重要です。

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この記事の監修

ハウスプロテクト

ハウスプロテクト編集部

株式会社GROWTH運営。リフォーム会社を母体とする害獣駆除専門業者。わな猟狩猟免状・電気工事士など12資格保有。施工実績2,403件、Google口コミ★4.7(4,689件)。

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この記事を書いた人

害獣駆除専門WEBライター/ハウスプロテクト編集部

ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチ・アライグマなど、住宅に発生する害獣被害や駆除業者選びを専門に調査・執筆するWEBライター。

ハウスプロテクト編集部に所属し、害獣駆除の施工事例や相談内容、営業担当者・施工技術者への取材をもとに、害獣被害に関する記事制作を担当しています。

普段から、お客様から寄せられる電話相談の内容に耳を傾け、「どのような被害に困っているのか」「何に不安を感じているのか」「業者へ相談するまでにどのような対策を試したのか」といった、実際に害獣被害に遭われた方の声に触れています。

また、害獣駆除の営業担当者からは、お客様が見積もりや業者選びで迷いやすいポイントを、施工技術者からは、建物ごとに異なる侵入経路や被害状況、再発防止施工の考え方などを日常的に聞いています。

そのため、WEB上に公開されている情報だけをまとめるのではなく、被害に遭われた方、現地調査を行う営業担当者、実際に施工する技術者、それぞれの立場を踏まえて記事を書くことを大切にしています。

記事制作で重視しているのは、ハウスプロテクトのサービスを一方的に推奨することではありません。

被害状況によっては、自分で対策できるケースや自治体へ相談できる場合もあります。一方で、侵入口が複数ある場合や、屋根裏・床下で被害が広がっている場合など、専門的な調査や施工が必要になるケースもあります。

市販の忌避剤や超音波機器、殺鼠剤などについても、「効果がある」「意味がない」と一括りにせず、実際の相談内容や施工現場で聞かれる事例を参考に、使用できる状況と限界、注意点をできる限り具体的に整理して解説しています。

害獣駆除業者の比較や費用に関する記事では、知名度や広告表現だけで判断せず、施工内容、再発防止対策、保証条件、見積もりの透明性など、利用者が実際に確認すべきポイントを基準に情報を整理しています。

【主な執筆・調査分野】
ネズミ駆除/コウモリ対策/ハクビシン駆除/イタチ対策/アライグマ対策/害獣駆除業者比較/駆除費用/見積もり/保証制度/市販の害獣対策グッズ/侵入経路/再発防止施工

「業者に依頼してもらうための記事」ではなく、実際に害獣被害に遭われた方が何に悩み、何を知りたいのかを考え、納得して対策方法を選べる記事を書くことを執筆方針としています。

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