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ネズミは追い出しても戻ってくる?9割が再発する理由と完全対策

「やっとネズミを追い出せた…」そう思ってホッとしたのもつかの間、数日後にはまた天井裏で「カサカサ…」と音がする。

そんな経験、ありませんか?

実はネズミは一度追い出しても、9割以上が戻ってきてしまうんです。しかも放置すればするほど、あなたの家は「ネズミの巣」と化し、家族の健康まで脅かされることに…。

何度も追い出してるのに、すぐ戻ってくるんですよね…もうどうしたらいいか分からなくて…

この記事では、「なぜネズミは戻ってくるのか?」という根本原因から、二度と戻ってこさせない完全対策まで、専門家の知見と実際のデータをもとに徹底解説します。

目次

本記事の評価指標

📊 この記事で学べる対策の評価

  • 実効性(再発防止効果): ⭐⭐⭐⭐⭐ (5.0/5.0)
    帰巣本能と侵入経路の二重対策で再発率を限りなくゼロに
  • 安全性(家族・ペットへの影響): ⭐⭐⭐⭐☆ (4.5/5.0)
    化学薬剤に頼らない物理的封鎖中心で安心
  • コストパフォーマンス: ⭐⭐⭐⭐☆ (4.0/5.0)
    初期投資は必要だが長期的には業者依頼より経済的

なぜネズミは追い出しても戻ってくるのか?

❶ ネズミには「帰巣本能」がある

一度でも家に住み着いたネズミは、その場所を「安全な住処」として記憶します。

専門家によると、ネズミは以前住みついていた場所に戻ろうとする習性(帰巣本能)があるため、単に追い出すだけでは数日〜数週間で再侵入してしまうケースがほとんどです。

研究データでも、ネズミは500m以上離れた場所からでも戻ってくることが確認されています。つまり「外に逃がせば終わり」ではないんです。

❷ 侵入口が残っていると何度でも戻る

驚くべきことに、ネズミはわずか1.5cm(1円玉より小さい)の隙間があれば侵入可能です。

専門業者の調査によると、ネズミ再発の9割以上は「侵入口の見逃し」が原因とされています(出典:害獣駆除のROY「ネズミが再発する原因とは?」)。

要注意!よくある侵入口:

  • 床下通気口の破損部分
  • エアコン配管の隙間
  • 換気扇周辺のわずかな隙間
  • 外壁のひび割れ
  • 排水管周辺の隙間

❸ 超音波・忌避剤は「慣れ」てしまう

「超音波でネズミを追い出した!」と思っても、実は数日で慣れて戻ってきます

東京都立産業技術研究センターの研究によると、超音波防鼠器の効果は一過性であり、3〜4日で慣れてしまうことが判明しています(出典:害獣駆除対策センター「ネズミに超音波は有効だが数日で慣れてしまう!?」)。

「特に危険でないと判断すれば、一旦出ていっても戻ってくる場合があります」-専門駆除業者の見解より

放置すると何が起こる?ネズミ被害の深刻化

🦠 感染症リスク:家族の健康が危険に

ネズミは様々な病原菌を媒介する「感染症の運び屋」です。厚生労働省の「動物由来感染症ハンドブック」によると、以下のような深刻な病気のリスクがあります:

ネズミが媒介する主な感染症(厚生労働省発表):

  • レプトスピラ症(ワイル病):ネズミの尿で汚染された水や土壌から感染。発熱、腹痛、重症化すると死に至ることも
  • サルモネラ症:糞や尿から感染。食中毒症状を引き起こす
  • 腎症候性出血熱:ネズミの糞尿から感染。高熱と腎障害が特徴
  • E型肝炎:糞便経由で感染。肝機能障害を引き起こす

(出典:厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?」

💰 経済的損失:建物の資産価値が下落

ネズミは電気配線をかじって火災の原因になったり、断熱材を破壊して住宅の性能を低下させます。

専門業者によると、被害が進行した家屋では修復費用が50万円を超えるケースも珍しくありません。

🔊 繁殖スピードが驚異的

ネズミの繁殖力は、凄まじいです!

  • 1回の出産で6〜7匹を産む
  • 年に5回出産可能
  • 生後3ヶ月で繁殖能力を持つ

つまり、たった1匹のメスが1年で数十匹に増殖する計算になります。「1匹見たら10匹いる」と言われる理由がここにあります。

【完全対策】ネズミを二度と戻らせない3ステップ

ネズミ対策は「駆除→封鎖→点検」の3ステップが基本です。この順番を守ることで、再発率を限りなくゼロに近づけることができます。

ステップ1:現在のネズミを完全に追い出す

効果的な追い出し方法

粘着シート

メリット:薬剤不使用で安全
設置のコツ:

  • ネズミの通り道(壁際)に複数枚設置
  • 素手で触らず手袋を着用(人間の匂いを警戒)
  • 2つ折りで設置して逃げにくくする

忌避スプレー

有効成分:ハッカ油、唐辛子、わさびなど
使い方:

  • 天井裏・床下の巣周辺に噴射
  • 侵入口付近にも噴霧
  • ※効果は数日程度なので、封鎖と併用必須

燻煙剤

効果:広範囲のネズミを一時的に追い出す
注意点:

  • 使用前にペット・観葉植物を避難
  • 火災報知器をカバー
  • 効果は一時的なので、すぐに侵入口封鎖を

ステップ2:侵入口を完全に封鎖する【最重要】

これがネズミ対策で最も重要なステップです。

侵入口の見つけ方

チェックリスト

以下の場所を重点的にチェック:

  • ✅ 床下通気口(格子が破損していないか)
  • ✅ エアコン配管の壁貫通部分
  • ✅ 換気扇周辺の隙間
  • ✅ 外壁のひび割れ(1.5cm以上)
  • ✅ 屋根と壁の接合部
  • ✅ 排水管周辺

見つけ方のコツ:ラットサイン(黒い汚れ・かじり跡・糞)がある場所が侵入口の可能性大

封鎖に必要な材料と方法

封鎖材料適用場所費用目安特徴
パンチングメタル・金網通気口、換気扇周辺2,000〜5,000円通気性を保ちながら封鎖。目の細かいもの(5mm以下)を選ぶ
防鼠パテ配管周辺の小さな隙間500〜1,500円金属粉入りでかじられにくい。速乾性タイプが便利
防獣ブラシエアコン配管周辺1,000〜3,000円柔軟性がありつつ侵入を防ぐ
金属板大きな穴・破損部3,000〜10,000円最も堅牢。ネジ固定で確実に封鎖

注意

封鎖前の重要確認事項:

  1. 室内にネズミが残っていないことを確認(封鎖後に閉じ込めると死骸の悪臭問題が発生)
  2. 忌避剤で追い出してから封鎖する
  3. 通気口は完全に塞がず、金網で「通気性を保ちながら封鎖」

ステップ3:定期点検とメンテナンス

封鎖したから安心…ではありません。

月1回の点検で以下をチェック:

  • 封鎖材料が破損していないか
  • 新たな侵入口(地震や経年劣化による隙間)ができていないか
  • ラットサインの有無

自分でやる?業者に頼む?メリット・デメリット比較

自力駆除専門業者
費用5,000〜30,000円(材料費)20万〜50万円(完全駆除+封鎖工事)
成功率⭐⭐☆☆☆(侵入口の見逃しリスク大)⭐⭐⭐⭐⭐(プロの診断で確実)
時間数週間〜数ヶ月1日〜1週間
保証なし最長5年保証
おすすめ初期段階・1〜2匹レベル繁殖済み・侵入口不明の場合

業者に頼むべきケース

業者依頼推奨

  • ✅ 何度も自力駆除に失敗している
  • ✅ 天井裏で複数のネズミの気配がする
  • ✅ 築年数が古く侵入口が多い
  • ✅ 妊婦・乳幼児がいる家庭(感染症リスク回避)
  • ✅ 自力作業が物理的に困難(高齢者世帯など)

業者選びのポイント

  1. 現地調査が無料か確認
  2. 保証期間を確認(3〜5年保証が目安)
  3. 見積もりの内訳が明確か(追加料金の有無)
  4. 施工実績と口コミをチェック
  5. 侵入口封鎖工事込みのプランか確認

ネズミ駆除を自分でやってみると・・・

全体の8割くらいの方々はこういう感じになります

結果的に、ホームセンターで購入した商品や時間労力が無駄になることも。弊社ハウスプロテクトなどの専門業者に、ネズミを発見したときに、一度相談されることを強くおすすめいたします。

よくある質問(FAQ)

Q1. 一度追い出せば、ネズミは戻ってきませんか?

A. いいえ、侵入口を封鎖しない限り、ほぼ確実に戻ってきます。ネズミには帰巣本能があり、以前住んでいた場所を記憶しているためです。追い出すだけでなく、必ず侵入経路を塞ぐことが必須です。

Q2. 超音波装置だけでネズミを追い払えますか?

A. 一時的には効果がありますが、3〜4日で慣れてしまいます。東京都立産業技術研究センターの研究でも、超音波の効果は一過性と確認されています。超音波はあくまで補助的な手段と考え、侵入口封鎖と併用してください。

Q3. 猫を飼えばネズミは来なくなりますか?

A. 一定の抑止効果はありますが、完全な対策にはなりません。特に天井裏など猫が入れない場所にいるネズミには効果が限定的です。また、猫がネズミを捕まえることで感染症のリスクも伴います。

Q4. ネズミの侵入口が見つかりません。どうすればいいですか?

A. ラットサイン(黒い汚れ・糞・かじり跡)を目印に探してください。それでも見つからない場合は、床下や天井裏など目視しにくい場所に侵入口がある可能性が高いため、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

Q5. 自分で駆除するか業者に頼むか迷っています。

A. 初期段階(1〜2匹レベル)なら自力駆除も可能ですが、以下の場合は業者依頼を推奨します:

  • 複数回自力駆除に失敗している
  • 天井裏で複数のネズミの音がする
  • 築年数が古く侵入口が多い

業者なら専門機器で侵入口を特定し、5年保証付きで確実に対策できます。

まとめ:ネズミ対策は「追い出し」より「侵入口封鎖」が9割

ネズミが追い出しても戻ってくる理由、お分かりいただけたでしょうか?

重要ポイント

ネズミ対策で最も重要なのは:

  1. 侵入口の完全封鎖(1.5cm以上の隙間をすべて塞ぐ)
  2. 帰巣本能への対策(封鎖後も定期点検)
  3. 早期対応(繁殖前に駆除・封鎖)

「追い出すだけ」では何度でも戻ってきます。超音波も忌避剤も「一時しのぎ」に過ぎません。

本気でネズミ被害を終わらせたいなら、今すぐ侵入口のチェックと封鎖を始めてください。

今すぐできるアクション

  1. 家の外周を1周して、1.5cm以上の隙間をチェック
  2. ホームセンターで封鎖材料(パテ・金網)を購入
  3. 忌避剤でネズミを追い出してから封鎖実施
  4. 自力が難しい場合は、複数業者から無料見積もりを取る

あなたの家を「ネズミが二度と戻ってこない快適な空間」に変えましょう。家族の健康と安心のために、今日から行動を起こしてください

参考文献・出典一覧

  1. 厚生労働省「動物由来感染症を知っていますか?
  2. 厚生労働省「健康:生活衛生対策
  3. 福島県「避難指示区域におけるネズミ対応マニュアル」(PDF)
  4. 害獣駆除のROY「ネズミが再発する原因とは?一度駆除しても油断できない理由」2025年8月
  5. 害獣駆除対策センター「ネズミに超音波は有効だが数日で慣れてしまう!?
  6. 東京都立産業技術研究センター「超音波を利用したネズミ防除装置の開発」研究報告 第5号, 2010年
  7. 駆除ザウルス「ネズミはどこから入ってくる?侵入経路と効果的な塞ぎ方」2025年3月
  8. 防除研究所「ネズミは1匹いたら何匹いる?~放置すると増殖するネズミの対処法
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